今週の教材は、河合出版の「文系の数学―重要事項完全習得編」です。
この教材はその名の通り、“文系数学”での主要パターンを網羅したものです。
チャート式などの網羅本との違いが分からない、という人もいると思いますので簡略に説明します。
チャートは「数学」の知識が広く詰め込まれていますが、中にはあまり受験では目にしないものもあります。
それに対し、この教材は「受験数学」の知識が詰め込まれており、受験で頻度の低いものはカットされています。
言うなれば、チャートは英和辞典で、この教材は英単語帳ですね。
ご購入はこちらからどうぞ→文系の数学―重要事項完全習得編 (河合塾シリーズ)
この教材はその名の通り、“文系数学”での主要パターンを網羅したものです。
チャート式などの網羅本との違いが分からない、という人もいると思いますので簡略に説明します。
チャートは「数学」の知識が広く詰め込まれていますが、中にはあまり受験では目にしないものもあります。
それに対し、この教材は「受験数学」の知識が詰め込まれており、受験で頻度の低いものはカットされています。
言うなれば、チャートは英和辞典で、この教材は英単語帳ですね。
文系数学、つまり数学TAUBの内容を約150パターンに分類して、まとめてあります。
一通り数学を学習し終えた人が「受験数学ってどんなもの?」と手に取るべき教材です。
『教科書の内容は一通り分かるけど、模試はなかなか点を取れないなぁ』という人にはいいかもしれません。
間違っても初学者が使うものではありませんので、ご注意下さい。
早慶を除く私立文系、中位国公立まではこの一冊で対応できるでしょう。
ただ、空所補充形式ではないので、受験する大学によってはオーバースペックかもしれません。
約150パターンというコンパクトな分量で全範囲をカバーできるのは大変にありがたいです。
例題は教科書の節末・章末問題のレベルですから、それほど壁を感じることはないでしょう。
巻末の演習問題には若干レベルの高い問題もありますが、それでも受験数学の“標準レベル”からは外れていません。
これらの問題をしっかり理解して解くことが出来れば、数学が足を引っ張ることはないはずです。
『模試の直前に苦手単元を確認したい』などの使い方にも応えてくれます。
要は、通して使わずとも柔軟に使うことも出来る、ということです。
「文系数学の良問プラチカ」「チャート入試頻出これだけ70」などなどハイレベルなものがたくさんあります。
志望大学のレベルや傾向に合わせて、選んでみて下さい。
主な注意点が二つあります。
一つは、問題量が少ないことです。
例題と演習問題を合わせても300に届きませんから、これは結構少ないです。
ですから、必ず計算練習なども平行して分量を確保して下さい。
解き方が分かっていても、計算力が不足していると解ききることが出来ません。
センターなどでは致命傷になるでしょう。
例えば“背理法”“3項間漸化式”などは扱っていません。
これは、あくまでも基礎内容に重きを置く教材という位置づけのためと思われます。
ですから、受験する大学によってはさらに1段上の教材を使う必要があります。
今日は三連休の最終日ですが、今回は台風が来なくて良かったです(^^;)
せっかくの休日も天気が悪くて出歩けないなら無駄ですからねぇ。