2013年04月15日

日本史オール・イン・ワン

今週の教材は、「日本史オール・イン・ワン」です。
この教材は、その名の通り歴史の流れや史料などが一まとめになったものです。
基本的には教科書のように読んでいくものですが、受験に必要な知識を効率よく押さえられるように工夫してあります。
言うなれば「実況中継シリーズ」などと似た教材です。
ではその「実況中継シリーズ」とは何が違うのか、それを見ていきたいと思います。


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1.特徴
先述のように、"説明"、"史料"、"図表"などの受験に必要なものが一冊にまとめられています。
受験する大学のレベルにもよりますが、中堅私立大学までは十分にカバーできるものと思われます。
難関国公立大学や難関私立大学でも、基礎固めには使えるでしょう。
別冊で史料の意訳がついていますので、ここにさっと目を通して主要な史料の内容を確認するのも効果的です。

1ページが左右で区切って二列構成になっています。
その左側には説明が書いてあり、右側には"年号の覚え方"や"ポイント"などが集められています。
教科書では上下の二段構成ですが、それが左右の二列構成になったと考えていただければ良いでしょう。
"年号の覚え方"はゴロで、好き嫌いはあると思うので、ここらへんはお好みでどうぞ。

2.長所
一般に「実況中継シリーズ」は量が多くなります。例えば、現行の日本史実況中継は5冊セットです。
もちろん受験では多くの知識が必要とされますので、ページ数が増えることは仕方のないことです。
しっかり知識を整理できれば難関大学にも対応できるわけですから、そのような大学を志望している人は使うべきです。

ですが、「日本史が苦手」ですとか「そこまで日本史をやる必要は無い」という人も中にはいるわけです。
そのような人がトータル5冊の実況中継を使うのは、なかなか厳しいでしょう。
特に苦手な人にはハードルが高く、途中で挫折してしまう可能性が高いです。

そう考えたときに、この教材の存在価値があるのです。
何と言っても一冊で完結ですから、心理的な負担も少なく済みます。
「日本史が苦手、でもやらなきゃ」という人にこそ、この教材を手にとって欲しいです。

3.短所
これは当たり前のことですが、これを読んだだけでは点数は取れるようにならないでしょう。
『読む』という行為はあくまでもインプットですから、点数を取るためにはアウトプットが必要です。
前書きで著者も書いていますが、「サブノートなどを用いた整理」と「問題演習」は必須です。
百歩譲って「整理」する時間は無くとも、「問題演習」は必ず行わなければなりません。

サブノートや問題集についてはまたいつか記事を書きたいと思いますが、1冊だけ挙げておきます。
日本史10分ドリル
これは同じ著者による問題集ですので、「日本史オール・イン・ワン」と相性が良いです。
基本的には平易な問題が中心ですが、各単元で数問難しいものが含まれており、1つ上のレベルを見せてくれるところも長所です。


今日は以上です。いかがでしたでしょうか?
4月になり、受験を意識して勉強方法を考える人が増えているように思います。
日本史はなかなかにハードルが高いですが、今日の教材を手にとって、少し不安を和らげましょう。
「これを使ってどう勉強すればいいの?」という人は、ぜひここからお問合せください。
現在の力、目標などなど考えて、現実的なプランを提示します。

日本史につきましては、今後「サブノート」や「問題集」を取り上げる予定です。
ご期待ください。

それではまた。
ラベル:大学受験 日本史
posted by ナンバー・ゼロ at 13:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | テキスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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