問題はこちら東京新聞のページからダウンロードしてくださいませ。
全問ではなく、受験生が手こずりそうな問題を抜粋して掲載します。
誤字等無いように心がけておりますが、お気づきになりましたら、メールかコメントでご指摘ください。
(ア)
地図についての問題です。
南極が中心に来るように見たときの大陸の位置を答えるのですが、日本が見えないので難しく感じるかもしれません。
ヒントになりそうなのは、ニュージーランドとマダガスカル島でしょうか。
南米大陸とアフリカ大陸の先端は共にとがっているので、マダガスカル島があることから両者の区別が出来るはずです。
世界地図については、特徴的な半島や島の形・本初子午線(日付変更線)と赤道の通る大まかな位置を覚えておくべきです。
後は、日頃から地図を良く眺めておくことです。「感覚的に分かる」というのも大切なことです。
これは地理だけではなく、歴史との融合問題でもあります。
伊能忠敬はおそらくほとんどの受験生が分かったはずですが、北方領土の四島の面積は難しかったのではないかと思います。
面積の順番は、「択捉→国後→色丹→歯舞」です。加えて、日本最北端の島は択捉島です。
近いうちに、ロシアが色丹・歯舞を返還するかもしれないという話もありますので、時事問題としても抑えておきましょう。
資料の読み取り問題です。
これは結構難しかったのではないでしょうか。
今までは一つの事象について書けば良かったのですが、今年度は複数を結びつけて書かなければなりません。
解き方としては、「それぞれの資料から分かることを箇条書きで抜き出す→つなげて文章にする」という形でしょうか。
このような問題で、「発信する力」を計りたいという意図なのでしょう。
それは昨年のチャイナリスクを目の当たりにした企業が、ベトナムやミャンマーにも拠点を作り始めているからです。
一昔前であれば「海外工場=中国」でしたが、今後はそういうわけでもないのです。
(ア)
日本の気候についての問題です。
まず日本の気候は大きく6種類に分けられることを知っておきましょう。(北海道、太平洋側、日本海側、中央高地、瀬戸内、南西諸島)
それから、問われている都市がそのうちのどこに分類されるかを考えれば答えまでたどり着けるはずです。
資料の読み取り問題です。
(ウ)との違いは、選択問題であることです。
ですので、一つ一つの選択肢を調べていけばいいのですが、ここでの計算は慎重に行いましょう。
ミスを避けるという意味では、「難しくはないけど、時間はかかる」問題なのです。
じっくり時間を使って、丁寧な計算を心掛けましょう。
地形図についての問題です。
これも伝統的な問題ですので、変わった点はありません。
難しいかもしれないと思うのは、写真についての問題です。
川の上流下流は直接的な表記がないので、標高から読み取らなければなりません。
その後は、写真に写っているものを地図中から探せば答えにたどり着けます。
ここに掲載されていない問題も解説は作成済みですので、興味をお持ちの方は左記メールアドレスまでお問合せください。
明日は「歴史」について解説を行いますので、ご期待ください。