そして今日のテーマは「TPP(環太平洋経済連携協定)」です。
先頃、日本のTPP交渉参加が正式に決まり、夏ごろにも交渉が始まる予定です。
その理由として、「TPPが始まって、自由貿易になり関税が無くなると、日本の農業は破滅してしまう」というものがあります。
また、医療保険や年金などの金融部門でも、TPPが始まると現状のシステムを維持できなくなるという心配もあります。
これらの心配が現実のものになるかどうかは、専門家にまかせましょう。
現在の日本経済のしくみはあまりに複雑ですので、何かの一面だけを取り出して考えるというのは難しいと言うより、無意味です。
「自由貿易」を行うとどのような利点があるのか、またその前提となる条件などを理解しておきましょう。
そうすることで、『どうして賛成する人と反対する人に分かれるのか』が分かるはずです。
どちらが正しいという次元の話でなく、自分なりに判断をする基準を得ることが出来るでしょう。